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2005年3月11日 (金)

私観騎手論6・中館

中館 英二

1.純粋に「馬に乗る」という職能を果たす技術:Bクラス
 とにかく前に行ってナンボの人。本人が自分の芸風を自覚しているため、だいたい行ってくれる。中館に乗り替わりは基本的に「今回は行かせる」とイコールだろうし。
 逆に控えると不安大。ただ、中館の穴は大部分が「差し」によるもの。人気薄を持ってくるときは逃げ馬よりも差し馬に限る。逃げ馬で中館らしい勝ち方をするときは、たいてい上位人気の場合と思ってよい。人気薄の逃げ馬+中館は回収率上得策でない。ある程度前に行く馬で中館、というだけで力の足りない馬を買うのは禁物。

2.「レースに勝つ」という成果を効率的に出す技術:Bクラス
 とにかく「行く」というだけでも、周囲にそう印象付けているだけでも、競馬というスポーツ上正解でしょ。絶対的に自分の強みを出せる型をひとつ持っている。それ以外ではそれほどでもない。イメージのとおり。
 前述したとおり、差し馬で結構穴をあけるのは技術より勝ちにいく姿勢の成果と思われる。
 馬券上は取捨判断しやすい騎手だ。

3.「プロスポーツ」として買い手に納得のいく商品を提供する技術:Aクラス
 型を持っている騎手の強み。買っている側からすれば、まず行ってくれるし、その点では期待を裏切られることのない騎手である。自分の「色」を客にどう売るかを誰よりも理解している、客からみてわかりやすい「プロ」である。

ほかに中館といえば、「営業マン」として有名。また、積極的にローカル遠征して勝ち星を稼ぐ。そういう姿勢を軽蔑するような他の騎手のコメントをよく目にするのだが、自分は評価したい。繰り返すが、自分の色をどう出すか、何が自分に求められているかを理解しているプロ、なのよ。
だいたいが、「俺もいい馬にめぐまれれば」的な発言がこれだけまかりとおる競馬界はおかしいよ。勝負の世界だろうが、「勝算を上げるための勝負の前の準備」を怠ってプロなんて言えるかって。どんないい商品開発しても、売ってナンボやねんから。
中館と逆方向で、「俺は頭下げて乗せてもらわなくても、これだけ勝てるから」って言えるだけの成績残してれば、それはそれで立派なプロ、と認めるけど。かつての田原がその領域に達してた時期あったかな。晩年はクチだけになってしまったが。

結論
 ローカルでは武なみの過剰人気なので、基本的には消し。
 買うなら、人気の逃げ先行馬、人気薄の差し馬。
 今回中館起用で「行く」転換はかる馬は消し。行ってはくれるが、残れないことのほうが多い。たいてい過剰人気する分効率悪い。

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