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2007年2月12日 (月)

号外版・きさらぎ賞の感想

 まず、お詫びを。
 重い、ですよね? ここ数日このブログ。

 本人がストレス感じるくらいなんで申し訳ございません。土日の更新回数多い人なんですが、エントリ消えたりダブったり、ちょっとこの土日は異常にパフォーマンス悪いです。 障害というより、ゲートウェイか入り口のサーバが純粋にスペック不足で要求捌ききれてない感じがしますね。
 そろそろお引越しを真面目に考えないといけないかもしれません。・・・過去分のエントリの移殖とか、どう考えても不可能だよね・・・。できれば引越ししたくないんだけどなあ。



 それはさておき、きさらぎ賞の感想。

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 重馬場だった03年を除けば、テン3つの36.4というのはほぼ最遅クラスだし、中3つの37.4は文句なく一番遅い。それでいて上がり3つ35.0は2番目に速いけれど、このスローならもっと切れていいはず。
 走破時計の108.8は近年でもっとも遅い。
 要は、スローの前残りでレベルの低いレースである。
 無敗とはいえホウオーも勝ちっぷりは毎度やっとという感じで強さを感じず、今年の3歳世代はかなりレベルが低そうだ。


 ・・・なんて、言いませんよ、私は(笑)。

 このレースの走破時計だけみてもあまり意味はない。だいたい共同通信杯とこのレースなんて、コテコテの中だるみのお約束のテストレースだろう。
 時計を言うなら、重で109.6の03年がネオユニヴァース、良でも109.1の99年がナリタトップロード、111.3の98年がスペシャルウィークだかんね。

 例によって「逃げたい」馬不在のこのレース。ピンチヒッター幸四郎が好騎乗。「逃げるのは俺だよ!」とアピールだけして、誰もが別に行きたくはないところに付け込んで3F目でいきなりペースダウンの12.3。もうひとつ4F目を12.9と落とした後は12.4−12.1と少しペースを上げ、後ろから3つ目・2つ目を11.3−11.4と速いLAPを2つ並べて最後は12.3と押し切った。
 他の年がきれいに傾向が出ているだけに、3つ目の遅さと後ろから3つ目の速さが目を引く。瞬発力勝負では分が悪い馬の速い脚をうまいところで使って、持続力で瞬発力型に優る馬の良さを活かした好騎乗。

 ・・・あれ、つい最近同じようなLAPをどこかで見たぞ。
 これ↓

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 京成杯・サンツェッペリンである。
 一目瞭然、というと携帯派の人にはさっぱりだと思うので一応コメントしましょう。3つ目に13.4とこのレース中でも最遅のLAPに落とし、上がりに速い時計が出ることが少ないこのレースで後ろから3つ目・4つ目に11.4という速い時計を2つ並べて最後は12.2で粘りこみ。
 1F距離が違うが、瓜ふたつ、といっていいよね?

 共に、ハナを主張した後は早めにペースダウン。ラスト3・2Fでそのレースで一番速い脚を使ってきっちり粘り込む形の逃げ切り。

 もうご存知でしょうが、この2頭には共通点があります。
 そう、百日草特別の1・2着馬ですね。

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 ヒマな人はこちらのエントリをご参考に。コスモス賞と共にLAP好きな人の間では「高評価できるレース」として呼び声も高いレースである。・・・いや、世間的にどうか知らんけど、とりあえず去年の年末にたまたま園田で一緒になった3人はそうみたいよ。それぞれ書いてることみると。

 評価できるその百日草特別の1・2着が今年に入ってそれぞれ重賞ウィナーとなったのもさることながら、その2頭が同じような競馬で勝ったことは、たぶん偶然じゃない
 伏線として、共に京都18と並んで日本の誇る瞬発力コースの双璧のもう一方(>どっちが疾風でどっちが金銀妖瞳かは知らん)である阪神20(エリカ賞・ラジNIKKEI)で瞬発力負けして弱みを露呈した後、というのもたぶん偶然じゃない。

 先にあげたコスモス賞・百日草特別の2つのハイレベルレースだが、評価できる内容は異なる。

 コスモス賞は、12秒ペースがみっしり並ぶ厳しい流れで持続力や底力適正が問われたレース

 百日草特別は、高いレベルで真ん中3つにちょい緩みを挟んで上がりに3つ速いLAPの並ぶバランスのいい、総合力や対応力が問われたレース
 
 この百日草特別で好走した2頭が、瞬発力特化型に勝てない弱みを見せた後、自ら逃げて、それも上で書いたような自分のいい脚の使いどころを工夫した逃げで重賞勝ちというのはきわめて納得のいく結果のような気がする。

 3歳春の時点で、完成度の低い馬、レース経験の少ない馬たちに対して、経験とそこで見せた総合力・対応力が優位性を獲得した、というのがひとつ大きな理由。
 何度も書いてきたが、マイル以上の中距離路線でハナを主張する速い馬が例年に比べて乏しい、というのも間違いなく後押ししてる。そのレースにたいした逃げ馬がいないというのももちろんだが、他のライバルたちが「たいした馬の逃げの流れ」をほとんど経験していないのもありがたい。

 さて、今年の3歳世代は、ほんとにレベルが低いんかね?

 ホウオーについての現時点の見解は先日の回顧で書きました。
 今回のアサクサ、先日のサンツェについては、「クラシックの主役」とは、言い切る自信はありません。
 今日2着のナムラあたり含め、今年がそうレベルが低いとは思わないけどなあ。

 というか、これ、サンデー産駒のいない時代の特徴が現れ始めてるんじゃないか?
 スロー・中だるみの上がり勝負の時代が終わろうとしてるひとつの予兆じゃないのか?

 「今年は強い馬がいない、レベルが低い

 もしかして、その評価基準がサンデー時代の強い馬基準に染まり切ったものになってやしないか?
 いや、これ、自分に問いかけてるんですけどね。

 たとえば、例に挙げた百日草の1・2着馬は、逃げなくても競馬ができる馬なんで本番はいくらでも違う競馬ができる。
 ホウオーにしてもナムラにしても、サンデーのような爆発的な瞬発力はないけど、違う競馬での強さを持っている。

 はっきり言って、騎手の意識はサンデーがいなくなってもまだまだ「瞬発力引き出し優先」志向にある気はする。爺譲りの「新馬教育主義」浸透もあって特に若駒に対してはその傾向が強いと思う。

 タキオンがサンデー基準の強い馬を引き継ぐかもしれない。なんとなく、去年のようにここからは瞬発力だけで帳尻併せ切れなくなってクラシックの白熱とともにフェイドアウトするような気が、個人的にはしてるが。
 仮にそうなったとして、「やっぱり所詮、タキオン」とかじゃなくてそれは、「2・3歳戦初期で強みを発揮する瞬発力、それ以降はレースで求められる適正がシフトしていくようになった」ということじゃないかと思うんだけどね。

(追記)
 若干、このへん舌足らずに思えたので追記します。
 「瞬発力特化型」という点に限定してみれば、サンデーの時代より確実にレベルは落ちてるんじゃないか、と思います。特に、タキオン・スペに見られる、「締まったレースでも速い上がりは使うんだけど、レースが終わったところに突っ込んで掲示板」みたいなパターンを見るにつけ。
 ある程度流れに左右されない幅とか、流れを無理矢理覆すまでの爆発力とか、この瞬発力タイプの質は落ちてる気がする。これはサンデーが半減した去年にもすでに現れ始めてる気がする。
 じゃあ、これは完全な競走馬レベルの低下か?、というと、少し違うような気がしています。
 サンデー全盛の、瞬発力型のための流れ・展開で強い瞬発力型に有無をいわさず淘汰されてきた感のある「違うタイプの強い馬」がのしてくる時代に替わりつつあるんじゃないか?
 そんな感じです。
(追記終わり)


 ・・・いかん、風呂敷広すぎて収拾しきれなくなってきたので、本日はこのへんで。
 どうせすぐ回答を用意できるようなものじゃないし、仮説を立てたところでその証明は今後の時間を待つしかないし。

 サンデー基準が染み付いた競馬マナコを、ちょっと意識して変えていく必要があるなあ、そんなことを考えた。

 少なくとも、川田や松岡や、今日に限っては幸四郎や、思い切った乗り方ができる騎手を端緒に、勝つ馬・勝ち方が変わって来てるんじゃないかという気がする。
 

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コメント

ふむふむ。大変興味深く読ませていただきました。読んでてはじめて気がつきました。京成杯のラップと本当に似通ってますね。サンデー産駒のいない時代の特徴、ひとつの時代の終わりの予兆。面白い考えですねー。うなずけます。そういった視野の広さ、学びたいところです。

僕もその見解に賛成です!極限の瞬発力時代の幕は終わりを告げたなって僕も思いますスローの切れ味勝負になり差し損ねがしばらく多いんじゃないかと若駒Sのモチとかもそうじゃないですかね???

こんにちは。>重い、ですよね? ここ数日このブログ。そーですよねー。任天堂DSなんかいらないので、何とかしてほしいものです。(当たったらもらいますけど)>もしかして、その評価基準がサンデー時代の強い馬基準に染まり切ったものになってやしないか?これも同意です。私も似たようなことを考えてました。サンデーの強い馬は、デビューしてから自分の限界のクラスまですぐに勝ちあがってしまうので、強い馬というのはそういうものだと思ってしまいそうになるんですよね。でもそれは、(必ずしも)そうではないはずです。ナリタブライアンや、トロットサンダーのように使いつつ強くなる馬や開花の遅い馬もいるわけです。もし「競走馬のレベル」が低下するとしたら、それはサンデーがいなくなったことではなく、サンデー的でないものの多様性を切り捨ててしまうことから始まるのではないかと思います。少なくとも、昨日のオーシャンエイプスに関わる反応を見ると、競馬を取り巻く人々のレベルは確実に落ちているような気がします。もっとも、私も人のことは言えません。日々反省です。

SS産駒が作りあげてきた近年の競馬スタイルからの脱却。早めに頭を切り替えて、対応出来たら甘い汁はたっぷり吸えそうですね〜♪展開をイメージする際に非常に参考になるスレでしたので、早速今週からの予想で活かせるよう頑張ります(^_^)v

取り上げられた2歳戦は内容の濃いレースですよね。それは同感です。でも自分の得意パターンにハマれば強いけど、そうならなかった場合に脆い馬が多い気がする(除ナムラ)のと、今走っている馬に奥が無さそうなのが弱いと感じる根拠かなぁ。春と秋では違う馬が活躍する世代ではないでしょうか。まぁ所詮クラシックは同世代限定なんで、馬券買う人にとっては夏のローカルまで世代レベルはどうでもいいんですけどね。このままホウオー中心で世間が回っていくのなら、我々にとってオイシイところですし。

どうも同感ですねぇ。(同じようなことを自分んとこでも書いてます)豊が昨年200行かなかった理由もサンデーにあると思ってます。(最後の最後にディープに出会ったことも今となってはマイナスかも)今の騎乗スタイルを見てると昨年とあまり変わらない気がするんで今年も200は厳しいかな(タキオン次第か)時代はカミソリからナタへシフトするのか?

サンデー系(瞬発力優位)の影響力が弱まって来ているという御意見ですが、仰るとおりだと思います。個人的には、サンデー直仔とサンデー孫を比較すると、上がりが1秒遅くなった分、中盤で1秒早く追走できる馬(あるいは、終いの脚を1ハロン長く使える馬)が増えたな、と言う印象を受けています(ここで間違ってるかも(笑))。サンデー孫を後ろで待たせてしまう騎手が多いのは非常に感じましたが、もしサンツェやアサクサ辺りと同じ位置取りを選択すれば・・・、難なくクリアしてしまうような・・・。これまでは、サンデー仔との直線に付き合うことを避けるために、リスクを承知で強引に押して行こうという馬が少なからずいましたよね。だけど、サンデー孫の脚がそれほど伸びないことが分ってしまえば、間で溜めて長い脚で逃げ切りをはかる馬が増えてくるような気がしています。何だか、間の緩みが1ハロン減って、その分を後ろの3〜4ハロンに分配する馬ばかりの時代になってしまうような・・・。はい、思い込みです(笑)。

只今非常にページが繋がりにくい状態です。(なぜか携帯からならスムーズ)レスは後日にさせてください。

こんばんわ。僕もサンデーと比べるとちょっと。というのは考えていました。完璧にジリ貧の馬の率が増えてきていますよね。今後騎手はどう対応していくのか。逆に安藤騎手なんかは早めに仕掛けるのが最近多くなたなぁ。って感じています。これは関係してるんでしょうか?してたら安藤騎手の今年の以上な成績もうなずける。

本人が感じるんだよー

いやあ、いい内容ですよね〜思わずコメントが長くなりそうだったので、自分の日記で書いてしまいました(笑)。いい加減な紹介ですいません!

>がいーじさん ども、毎度です。 詭弁なんすけどね(笑)。あまりにも世間的に「今年はレベルが低い」論見かけるんで、あえて反対意見述べよう、と結論ありきで書いております(笑)。>雑草魂さん ども、毎度です。 あ、モチの若駒Sもありましたね。さすがにモチを「レベルが高い」と言い張るのは・・・、何でもありません(笑)。 ダンスなんかは、短距離の追い込み向きに出る牝馬以外かなりブルーなことになってる気がするんですよね。>はゃゃさん ども、毎度です。 僕もくれるならもらいますけどね、DS(笑)。 あ、そのへん言われてしまいました、次回のネタだったのに(笑)。まさに同感で、海猿にしても弟くんにしても、去年までいたあの馬でピークを迎えた「サンデー基準」だけで盛り上げて盛り下がるのは、ちょっと閉口しました。>ロムら監督さん ども、毎度です。 ちゃんとアサクサ逃げ想定で展開で押されてましたね。私、どうしてもCを信用できなくて(笑)。いや、逃げは巧いんですけど・・・。>hiroさん ども、毎度です。 hiroさんは、今年はレベルが低い派なんですよね。 ちなみに指摘された2点、「得意パターン」と「春と秋で変わる」あたりは全く同感です。サニブーの年のイメージなんですよね、私。 なんで、「レベルが高い」と思っているかといわれると、正直腰が引けます。 ただ、ミラコーやタップのような、サンデー王者のような「瞬発力寄りをベースにある程度広い幅をカバー」できる馬の脇役・つなぎみたいな印象だった「得意の型持ち」が主役になってきてほしいなあ、という気はあります。 ロベルト系の大物がクリ最後に見当たらないのが、万能タイプの大物不在の印象に拍車かけてますかね。>本命ドリパスさん ども、毎度です。 実は私は、騎手論的なエントリで「ポストサンデー時代に真っ先に対応して、(自分の)脚質を変えて来るのは真っ先にサンデーに対応した当の武ではないか」みたいなことを書いて、そう考えていたんですが。 武がまだ引きずっている感ありますよね。もっとも、もし時代が変わったとして一番取り残されそうなのは、自分の型に拘るタイプの騎手(>名はあえて挙げない・笑)タイプの騎手のような気がします。>ハムレットさん ども、毎度です。 こういう仮説って、自信があるわけじゃないし、答えが出るまで時間もかかれば、当ったりハズレたりの繰り返しですよね。でも、何か考えてその考えに基づいて馬券買って、答えあわせをじっくり楽しむような。 そんなスタンスでまったり見守って行きたいと思います(笑)。>UPUPさん ども、毎度です。 ひとつの仮説として、向こう流しや3角あたりから動きが激しくなるローカル・地方的なレースが増えてくるんじゃないか、という気がしてるんですよね。日曜の東京10Rみたいなレースがいっときふえて、さすがにまずいと気づく人は気づく、みたいな。 そうなると、ますます地方。元地方騎手が注目ですよね。>ひなつさん ども、毎度です。 あ、ご紹介ありがとうございました。お恥ずかしい限りでございます。 お礼のコメント入れさせていただきたかったのですが、制限かかってます? うまく入れられないようでしたので、失礼ながらこちらでお礼とさせてくださいませ。

申し訳ありません!制限はかけておりませんが、なぜか先ほどまで入れられなかったようです。自分もカキコメませんでしたからw 混雑する時間帯、とかいう感じなんでしょうか。週末とか調子悪いので、競馬者的には大不便ですよねぇ〜

>ひなつさん どうも、毎度です。 うちもこのところ重くて重くて。事業者さんのほうでちょっと対応入れたようですけど、どのくらい効果あるのか微妙な感じです。

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