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2007年4月10日 (火)

桜花賞回顧

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 時計はチューリップ賞と同じ。
 3つ−2つ−3つで分割すると、

桜花賞:35.7-24.1-33.9
チューリップ賞:35.4-24.4-33.9



 今回ダイワと3着カタマチの差が5馬身、前走のダイワと3着レインとの差が6馬身。
 「ほとんど再現のようなレースで、ウオッカが前走ほど弾けなかった」という見方でいいのかな?
 「開催進んで馬場差が出ている分、ウオッカが前走並み、ダイワのほうが上積み乗せてきた」と考えるべきかな?

 たぶん、どっちも違うと思う。走破時計や3つ−2つ−3つに分けると似通ったLAPになるが、桜花賞は3つ−2つ−3つのレース、チューリップ賞は2つ−3つー3つのレースだったように思う。

 同じスローでも、チューリップ賞は二つ目の10.9で二の足使ったダイワがハナを主張する形になって、「ダイワと競るより、行かせて権利を拾う」競馬を多くの馬が意識したためはじめのふたつで隊列・流れが定まり、3つ目からはすぐゆるんで上がり3つの瞬発力勝負。
 すでに回顧でも書いたが、テンのダイワの無理が最小限ですんですぐに落ち着いたため逃げた同馬には楽なレース。一方でウオッカにとっても前の敵との間合いを計りやすかった。

 一方、桜花賞はテン2つの比較ではチューリップ賞より1秒遅い異常事態。一応、アマノがハナを切る格好はついたものの、速い馬は収まりがつかず隊列が定まりレースが落ち着くのにもう1Fかかった。結果、3つめのFは桜花賞がチューリップ賞より.7速くなる。
 4・5F目の中ふたつは12秒台の中だるみ、上がり3つは極限の瞬発力勝負。
 結果的に、2つ目から3つ目にかけての過ごし方が3強の明暗を分け、ラスト3つの時計の作り方にヤネの巧さが光ったと考える。

1着:ダイワスカーレット −
 結局、この馬の唯一の弱みはシフトアップが早くない・巡航速度に達するのが遅いということになるのだろう。1速→2速、2速→3速、3速→4速、ギアを上げるのに他の馬より制御時間と制動距離を余分に必要とする感じ。
 問題の2・3F目でこの馬は前回同様二の足を使って前に行くほうを選択、これは当然同じ部分を動かずタメにかかった他の馬に比べては不利。・・・なんだが、シフトアップの悪いこの馬にとっては、どのみち他の馬に比べて遅れて長くギアを上げてかからないと置かれるため、あまり痛くないロスじゃなかろうか。ついでに、スタミナ・底力面で強みを持つ馬なので、他馬より余分に脚を使ってもこらえがきいた。
 で、上がりの3つ。前走は11.1-11.0と直線入り口で一気に4速にあげてそのまま引っ張ってるイメージ(>5速を並ばれるまで残したが)、今回は11.6-10.6とじっくり制動距離をとって加速した分、トップスピードが伸びた感じ。
 相手のデキ・ヤネの扶助を言う向きもあると思うが、今回についてはそれ以上に「相手に並びかけさせないスピードのメリハリ」が利いていた・自分と相手の脚を見切ったアンカツの好騎乗、の賜物のという気がする。

 なんだかんだ言いながら、この馬の瞬発力は世代トップクラス。スタミナ・底力も十分。隙はシフトアップの悪さによる前傾型レースへの対応力不足くらいで、それが致命傷になりそうなここを展開の助けも合って通過した以上、このまま3つ持ってく可能性は高いのでは。

2着:ウオッカ ◎
 ちまたで言われるほど、デキが敗因とは思わないけどなあ。あの形で差しきるって、上がりナンボで上がるのよ? 瞬発力偏重盲信じゃないの?(>毒)
 この馬は序盤の分岐点2・3Fを動かずタメに専念。ロスは減らしたが結果的に序盤の位置取りが最後まで響いた。その分、早めに動いていれば・・・、というのはあるだろうが、それは無理かと思う。勝負どころではこの馬自体はかなり無理なシフトアップしてるように思う。デキもあったかもしれないが、直線入り口で苦しがったり直線でフラフラしたのは無理に短時間・制動距離なしでシフトアップしたツケが足回りに来てるようなもんじゃないのかな。極限上がり勝負の無理な末脚引き出し合戦になるとけっこうどんな馬でもふらふらになるよ?
 あれだけやれたので、「デキが本物なら」「ヤネが最後巧く乗っていれば」になると思うが、2・3F目のすごし方でほぼ勝負あったように思う。むしろ、タラレバで逆転あったと思えるレベルにまでよく帳尻合わせたな、という評価。
 逆に言えば、普通ならそれで帳尻合わせきるくらいこの馬は強かった。帳尻合わせきれないだけ、勝った馬も強かった。

 ついでに全く個人的なタラレバ言うなら、テン3つがあとコンマ5速ければウオッカが勝っていたと思う。あるいは、2・3つ目のポイントでこの馬もある程度前についていけば、逆転の可能性はあったしそれで逆転するできるならこの馬のスタミナにも期待かけられるところ。

 現時点では、絶対的能力でオークスもダイワに食い下がる可能性は十分あるが、どうしてもタルみの入る24より締まった流れの16〜20くらいまでのほうが得意の土俵と考える。

3着:カタマチボタン △
 内枠から前につけたことが直接の好走要因だが、今回のメンバーでマイルに適正がある馬の中では中だるみLAPへの適応力をもっとも備えていた馬だったことも大きい。
 で、タルんだからといって切れる脚が使えるわけではないのでクイーンCのように中だるみでも勝ちきれないレースは多くなるはず。中山だろうと阪神だろうと京都だろうと、マイル戦なら好戦して勝ちきれず、タイプ。

4着:ローブデコルテ ▲
5着:イクスキューズ ○
 共に上がり33.5で上がり最速。
 「タメれば切れる脚が使える」というよりも、根本的に(3強除けば)ここでは「速さ」で優位に立つ馬。どこで速い脚を使うか、の次元になってしまったレース。はなはだ不本意(>誰にとってだ・笑)なレースになった気はするが、真っ当にこの中では実力どおりの着順に収まった感。
 仮に逃げてようが前につけてようが、この日のペースの中でならどんな競馬をしてようと1・2着にはかなわないが掲示板には乗っていた気がする。
 それだけに、「速さ」で信頼は寄せられてもこれ以上の距離延長は疑問符がつく。
 イクスキューズについてもう一言。流れ適正・脚質、どんだけこの馬の幅はひろいのかと(笑)。パンチ力が足りないのがつくづく残念な、ミス器用貧乏。

6着:レインダンス −
 最後の脚色がいっしょになってしまったので、思ったほどいい脚が長く続くわけでもないのかも。オークスにむけてはちょっと割引。

7着:アストンマーチャン ×
 入れ込んだことと道中遅いペースでの精神的スポイルが大きいので、マイルは持たないとまでは言い切れない。ただ、この次のNHKマイルCは近年どんどん底力不要化が進んでる条件なので、折り合いはカギ。
 気性もふくめて14以下が万全の能力発揮できる土俵では?

13着:ショウナンタレント −
 スローペースにした張本人、的叩かれ方をしてますが、まったくこの馬を買う気なかった&逃げることすら危ぶんでいた立場からフォロー(笑)。
 はっきり言って、この馬は一番自分の力を出せるLAP踏んでたと思う。これ以上速いLAPで戦える素地はこの馬の戦歴からは見出せない。高速平坦経験皆無の逃げ馬がここは、かわいそうな条件。
 もちろん、G1なんだからとにかく前で勝負する姿勢を見せて欲しかった、という感想は(>私も)持って当然だが、「今まで一度も見せていないものを、ここ一番でも見せなかったからといって、ヤネを責めるのは酷ではないか
という気がします。まあ、ヤネの性格からも博打打つよりは馬本位を優先する人だし。
 私自身は、コメントでちょっと書きましたが、○▲つけた2頭がなんだったら逃げてくれてもいいとか思ってました。

2007年3月29日 (木)

3月4週3歳戦回顧

本日の回顧レース

 回顧する余裕がないのでひとまずLAPのみで更新。後日(>本番前には)コメント入れるようにします。

山桜賞(3回中山1日) コメント未作成
毎日杯(3回阪神1日) コメント未作成
はなのき賞(1回中京8日) 
君子蘭賞(3回阪神2日) コメント未作成



山桜賞(中山18)

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毎日杯(阪神18)

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はなのき賞(中京12)

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(参考)
2R 未勝利
 12.2-10.6-11.3-12.0-12.8-12.4
 34.1-37.2
 2着コスモヴァシュラン -15-13
 35.50−36.3

11R 高松宮記念
 12.0-10.6-11.2-11.4-11.8-11.9
 33.8-35.1
 2着ペールギュント -11-11
 34.50-34.8

9R はなのき賞
 12.1-10.4-11.1-11.6-12.5-12.7
 33.6-36.8
 4着ネバーチェンジ -17-12
 35.3-36.2

 高松宮記念より速いテン3F。前があまりに速く、残り3F地点で前7頭が33秒台で通過、8番手以降は34.6で通過と先行集団と後ろの間隔が0.7と大きく離れてしまった。いくらHペースでも超絶上がりを繰り出せるような馬場でなく、こうなるとさすがに前の7頭にしか権利はない。
 このペースで入った激戦の先行勢で36秒台後半でシマイをまとめた1・2着は強い、という以前にあまり馬場・展開を問わず買いやすいと思う。
 一方、権利ナシの後方勢からさらに落馬のアオリを受けて大外まですっ飛ばされながら36.2で上がって4着にまで突っ込んだネバーチェンジは目を引く。

 hiroさんに質問いただいたので一応この馬について独断偏見診断しておこう(笑)。
 意識的に下げて前半3Fを35.3というのは相当遅いなあ。参考につけた未勝利のコスモヴァシュランと変わらない。上がり時計はコンマ1速いだけだが、コスモは内から3頭目あたりでロスなくコーナーを廻って直線で徐々に外に持ち出しているのでコースロスが比べ物にならない。
 ただ、落馬による不利は実質距離差だけに思う。同じ不利でも、ナベちゃんの馬などは直後に大きく手綱引いて立て直すロスがあったが、武のほうは「だったら大外の外へ行っちゃえ」と回避がてらまっしぐらに外へ。
 その大外が内と比べてどれだけ馬場が良かったか評価しようはないが、次走「前走は落馬による不利」と持ち上げられるようならちょっと注意。くりかえすが、ロスはあくまで距離差だけで立て直しは必要なかったし、ある程度は馬場差で帳消しにすべきだと考える。
 道悪や荒れた馬場・洋芝は向く(>コマンダー×オペラハウス)と思うので、今回の競馬で味を占め控える競馬に徹するなら、トウカイボナンザのように北海道シリーズの開催後半で突っ込んでくる馬、というのがイメージできる気がするが、どうでしょう?(笑)
 少なくとも、前傾LAPの短距離戦で買いたい馬ではない。今回のレースでテン3つの時計は先頭から1.7遅いというのは見落としてはならないと思う。控えればマイルくらいはこなせそうだが。
 


君子蘭賞(阪神14)

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3月3週3歳戦回顧

本日の回顧レース

あざみ賞(1回中京5日) コメント未作成
フラワーC(2回中山7日) コメント未作成
若葉S(2回阪神7日) コメント未作成
スプリングS(2回中山8日) コメント未作成
さわらび賞(2回阪神8日) コメント未作成



あざみ賞(中京18)

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フラワーC(中山18)

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若葉S(阪神20)

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スプリングS(中山18)

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さわらび賞(阪神16)

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2007年3月14日 (水)

3月2週3歳戦回顧

 先週先々週の一部がコメント未作成のまま。バックレようかと思いましたが、今週登録している馬が結構います。
 真面目に回顧しておかないと後悔しそうなので、今週中になんとかしたい、とは思っています(笑)

フィリーズレビュー(1回阪神6日目)
ゆきやなぎ賞(1回阪神5日目)
ファルコンS(1回中京3日目) 
アネモネS(2回中山5日目) 



フィリーズレビュー・G3(阪神16)

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 改装でスピード競馬傾向にある感じの阪神14ながら、テン3Fは34.8と近年最遅、ゆったりしたペースといえる。逆に後ろから3つ目に11.4と近年最速、直線に入るところで先行したアマノさんが後続を突き放す形でこれが最後まで効いた。前に行った馬が道中楽をして勝負どころに脚を残してそのままなだれ込んだ、という評価のレース。

1着:馬自体はかなり行きたがる素振りを見せたが、「スピードのコントロール」がヤネの気を使った点ということで、なんとか他馬を先に行かせて折り合う。追い出しも最後の最後まで我慢したあたり、本番を意識しての騎乗という感じ。 さて、本番。やはり14までが強みを発揮できる舞台、という感じで1F延長がいいとは思えない。圧倒的なスピードを武器に、本番では早めの競馬で粘りこみを図るんじゃないかという気がするが、そうなると前をお供に残すどころか、自身も飛ぶ可能性が出てきたように思う。
 
2着:勝ち馬にかわいがってもらったし、道中逃げた馬を踏み台に外からじわっと競馬させてもらえたのがよかったように思う。ここに関しては、「自分から動いて、権利を取れたのでよかった」というKOL騎手コメントに尽きる。
 この馬の適正は千両賞4着に一番よく出ているように思うのだが、これ以上道中が速くなるのも、距離が延びるのもかなりマイナス。本番はいらないと思う。

3着:-11-11の位置取りだが、道中はインで我慢。この馬にしては可能な限り位置を取りに行き、コースロスを抑えての結果で幸四郎の好騎乗。
 相手が強くなるが、阪神14よりは外回りの16が間違いなくいいと思われ、展開1つで本番もこのくらいの順位は拾える可能性アリ。ベストは京都の外回りだと思うが。

4着:冷や汗かかされました。出遅れて最後方から。結果的に末脚に賭ける競馬になったことで道中ペースに戸惑うことなく走れてよかったのではという気もする。
 芝は問題ないし力もありそう、今回の展開でここまできたのは評価していい。まあ、人気との兼ね合いですね、次は。

6着:中だるみ専門、というよりは、Hペースの前崩れ待ちタイプと言ったほうがいいようだ。

7着:好スタートだったし、逃げないまでもマーをマークして権利獲り・あわよくば・・・、の競馬でよかったんじゃないか、とは思ってしまう。
 両極端の位置取りの小牧らしく思い切って下げ、直線にむいたところでは3着はあるかだったが、そこから伸びず。デキの問題かなあ
 個人的にはますます◎はつけにくい馬になってきた気が。

ゆきやなぎ賞・500万(阪神22)

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 これは時計が示すとおりの低レベル戦、という感じ。テン3つは遅い、中はたっぷりゆるみ、後ろから4つ目の立ち上がりも遅い、おかげで上がり3つの瞬発力勝負がはっきりしたレース。
 後ろから2つ目で11.1が出てる割に後方からの6番がきっちり届いており、展開面から有利だった先行馬は物足りないように思う。まあ2着馬は自在性は評価できるか。

 特に各馬コメントすることもないが、3着馬だけ。
 最後は決め手負けというより、先に追い出した分脚が上がった感じで、ダンスにしては長めの距離や追われてからのよさがあまり感じられない気がした。レインダンスと逆で阪神マイル・追い込み向きのダンス牝馬の匂いがする牡馬。


ファルコンS・G3(中京12)

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 馬場バイアスとしては内有利・前有利が顕著だったし、かなりの前傾LAPになったものの3歳戦でもあり後ろから差すのは至難の業。
 スタート直後、よりも2F目にポイントがあったように思う。10.0とちょっと驚く時計だが、外枠からハナを取りに行ったエーシンエスヴィーがこのあたりはハナ。しかし内へ切れ込み終わる前に押して押してサクラゼウスが追いついた。そこからはスピードに乗ったサクラが圧倒。主導権を握る。
 マイネ・メジロあたりが位置取りを取りきれなかったのがひとつポイント。4枠アドマイヤがスムーズにサクラの次位を確保できたし、内2番枠からダッシュは今ひとつだったカノヤザクラの前に邪魔者がなく、二の足で押して5番手集団に陣取る。内の3頭がきれいに他馬に邪魔されずハナ・次位・5番手集団の内とそれぞれ格好のポジションをとったところで勝負アリ

1着:完勝。好枠を活かしたのも確かだが、このペースでも欲しい位置を難なく取りに行ける脚・追いかけすぎない折り合い・追い出してからの好反応とまず申し分なし

2着:出足不足・イン詰まりを懸念して印を下げた。実際、テンはモタついたが上記のとおり他馬が前に被せて来れず二の足で追い上げてくれといわんばかりに前が開いていた
 そこからは予定通りの競馬、直線ちょいと外に持ち出しさっと逃げ馬を交わす。勝ち馬が強すぎた。

3着:スタートが速いというより、押されて温まってからの脚が速い感じ。無理に距離を伸ばすことは考えず、12・10専門で使ってほしい。

4着:この馬場・枠では仕方ないでしょう。位置を取りにいけない以上、上がりに賭けて前崩れ・インごちゃを祈らざるをえない立場だったのでは。
 5着馬にも同じことが言える。で、結果的にこの2頭の競馬はほぼ互角。脚質的にここまで人気しちゃいけない馬だったと思う。

 とにかくスピードがまず問われたレースだったため、前3頭⇒後3頭と上位がはっきり分かれたが、4〜6着馬は単純に上位評価はしづらい。



アネモネS(中山16)

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 「東京か!」ととりあえず突っ込んでみたい。まあ、要するに先行馬が弱かったのも確かだ。このペースでメイクユーハッピーとか、どうして脱落するかなあ。
 逃げたコウセイカズコがビリまで沈んでおり、最後2つは時計以上に後ろが前を食いにかかった部分で後続の流れはそこそこ速そう。特に勝ち馬は-6-7-3と外外回りながら一貫して押し上げ態勢で「ここでは力上位」と完全に飲んでかかった競馬。

1着:寒竹賞でもそうだったが、動けるんだよなあ、この馬。ラスト100で追われてもう一段ギア上げており、距離が延びても道中がもっとタフになってもどんとこい、というかさらに良さがでそうでオークスで、という気がする。
 が、これなら桜でもヒモには十分狙いが立ちそうだ。

2着:道中巧く馬群で我慢させ、中を器用に捌いてロスの少ない競馬。ただ、馬群を縫ってる間は目を見張る脚を使っていたが、抜けてからは同じ脚色でそれほど長くいい脚が使えるタイプでもない。
 控えて届かずが多い「やっぱりタキオン」の典型馬とみる。

3着:外外を廻ったロスは大きいし、負われて脚を使った区間はこちらのほうが長い。キャリアも加味して2着よりこっちを評価したいのはまあ当然。
 ・・・ただ、これはこれで上に行くと間に合わないと思うぞ(笑)。500万級なら、すぐ卒業だが。

4着:長くいい脚、という点ではさらにこちらが上。中山に泣いたクチで、京都外回りの上がり4F偏重レースとかいいんじゃなかろうか。

5着:出負け。位置取り取り返そうと押して折り合い欠く。とにかくスタートが痛かった

2007年3月 5日 (月)

3月1週3歳戦回顧

本日の回顧レース

黄梅賞(2回中山3日目 16) 
フリージア賞(1回中京1日目 20) 
チューリップ賞(1回阪神3日目 16) 
弥生賞(2回中山4日目 20)
雪割草特別(1回阪神4日目 16) 



黄梅賞・500万(中山16)

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 逃げた馬が淡々とペースを刻んだ感じで、後ろはもうレース半ばで勝負権がなかった模様。というか、途中からは誰が見ても勝ち馬の勝利が予測できるくらい流れに乗れていた。
 時計には見所感じないが、勝ち馬の勝ちっぷりだけは印象に残るレース。

1着:たぶん、中山は合うしもう少し距離があってもいい。切れそのものは一流どころに比べるべくもなく、ある程度以上の流れを前で競馬しコーナーで仕掛け気味に加速し短い直線を最後は惰性で乗り切る、そんな感じ?
 中山18〜20がベストかなと思われる。ここは相手が疑問なので、次は力関係の検討が必要だが。

2着:前走は外がまったく伸びない東京バイアス馬場で殺された。本来、決め手は秘める馬。中山では絶対に活かせないと無視したが、川田見事な好騎乗でインを縫って持ってくる。
 内4番枠からスタート直後は4番手、そこから交わされ放題でいったん9番手まで落ち、インペタのコーナーワークで距離ロス稼いで最後まで伸びる。巧く乗ってもらったおかげではあるが、基本決め手はある馬だぞ(笑)。
 どうも外回すと走る気失せる馬じゃないかという気もしてきた。インつける騎手で東京使って来たら買いたいな。

3着:逃げて絶妙のペース、と考える。次走2番はどうだろう?

11着:その逃げ馬を番手で追って、さあ、というところでバッタリ。しかし、4角の感じではとてもここまで落ちるようには見えなかったが?
 もっと短いところで一本調子スピードレース限定タイプか。


フリージア賞・500万(中京20)

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 少頭数、ただでさえ低レベルなのに一人気除外で語る価値もないレース、ではないよ。
 あれ、こんなところで弥生賞やってたの? こっちのほうが中山20イメージだなあ、よっぽど。
 先に弥生賞↓の回顧を見てもらったほうがわかりいいかも。

 勝ち時計119.7、弥生賞よりコンマ8速い。いや、翌日中京記念が116.9とすごい時計のレコード決着しているとおり超インフレ馬場なのは間違いない。が、そんなことより道中LAPに価値がある。
 テン3つが34.1、異常に速い弥生賞より輪をかけて速い。当然その後4つは緩みに入るのだが、後ろから5つ目4つ目のLAPが12.4-12.1と緩みが小さい。それでいてラスト3つを11.9-12.0-11.9とまとめたのは非常に立派。(もちろん、高速馬場の後押しあってだけど)
 時計そのものは眉ツバだが、短距離戦なみの入りで入って緩みをさほど作ることなく逃げて11.9-12.0-12.2で粘りこんだ2着馬、緩まない後半を5-5-3-2と位置取り一貫して押し上げて勝ちきった勝ち馬、この2頭はおおいに賛辞を与えたい。持続力タイプに甘いな(笑)。

 勝ち馬にせよ2着馬にせよ、レース後半から締めてかかるレースで力を発揮、たぶん中央場所の上がり競馬ではコロリといく可能性が高い。狙いは中京・小倉・福島あと中山あたりの中盤から後半にかけて負荷のかかる中距離戦。小回りのマクリ競馬で狙いたい。

 後方から差し込んだ3着以下の評価は上2頭には大きく下がるものの、少頭数のせいかこんなペースでも全体に道中はバラけず、負けた馬でもペース経験だけは評価してやりたいくらいのレースである。


チューリップ賞・G3(阪神16)

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 ここでスローになりましたか。
 有力馬の一角、ダイワスカーレットがハナを奪ったことで他の馬が動きにくくなった面はあると思う。無理に前を取りに行くより、逃げたダスカを見ながら3番目の席に滑り込むほうが現実的ではあるだろう。この馬がいかなければ前の出入りはもっと激しくなった気がする。
 道中に3つ12秒台が並ぶ落ち着いた流れで、上がりの瞬発力勝負。普通は本番には繋がらない流れだが・・・、今年の場合は(笑)。

1着:とりあえず、書くことありません。中が緩めば切れ味は増すことまで実証されました。まあ、桜花賞がスローはないだろうからどうでもいいけど。
 本番は大外枠を引いて、Cのヘグリを祈る。

2着:自らハナをとって、直線最後はウオッカを待っての追い出しに出たが、「いくら溜めようと、待ってたら勝てん」というのは確認できた。普通に考えれば今度は先に突き放しておいて粘りこみを図るのではと思う。
 ただ、本番では今回のようなペースに持ち込ませてもらえるはずはなく、いよいよ速い流れでの適正を試されること確実。
 とはいえ、だ。さっと今回ハナをとりきったように、ヤネの指示にすぐ反応して動ける強みがあるし、オーラやウオッカには切れ負けたとはいえ、この馬の瞬発力も十分上位クラス。とても自信持って消しにはいけないかな・・・。

3着:この馬はスローが味方したのではないかと思う。
 ウインシンシア・ムーンライトタンゴのように阪神マイルで上がり時計がかかるとヒモに突っ込んでくるイメージのダンス牝馬はよくいるが、この馬は京都外回りで長く脚を使うダンス牡馬のほうが近いような気がする。小倉の勝ち上がり戦がそんな感じ。なので、Hペース専門のバクシンヒロインとはいっしょに来る馬ではない。
 桜花賞本番で3着(>たぶん、これ狙う人けっこういるはず)というより、流れおちつくもう少し長い距離で買いたい気がします。

5着:年初に桜花賞候補としてあげた馬だが、たぶんこの馬には◎はつけられそうもない(笑)。(ヒモには買うと思います)
 締まったペースでのマイル戦には不安はないが、同じ強みを持つ馬(>ウオ)に決め手でまったく太刀打ちできそうもなく、その馬以上の印はつけられない。また、年明け以降も牝馬路線は高速平坦LAP傾向が続いていて、経験の優位性が失せつつあるのも辛い。この点、今週の(?)マーも安心してはいられないところだが。

 
弥生賞・G2(中山20)

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 すでに収支エントリで書いたことと重複しつつ、総括から。入りの3Fが34.5、ここ数年の平均よりここが既に2秒速い、中山20では考えられない速い入り。おかげで中4つが12秒台後半が並ぶ一休みで例年より1秒遅い過去最も緩んだ道中。そして上がり3つは11秒台という瞬発力が活きる流れ
 テン3つの速さは位置取りを取りに行った馬にはまともに逆風。逆に、抑える意思のあった馬にはハナ切った馬との距離的な位置差を作ることでペースのかなりの部分が吸収されてしまう。
 中盤の緩みで先行馬は息を入れたいところだが、テンで脚を使っている分余力がない。後ろから4つ目のLAPが12.9と近年最遅で、3角前にぐっと馬群が凝縮したようにここが遅かったことで後方勢が前との距離差を詰めるのに労力が少なくてすんだ。
 総じて、前に行った馬に厳しく後方に構えた馬に有利な流れであると同時に、Hペースといってもテンに集中型なので後ろに構えた馬については距離適正を問われていない(>要するにマイラータイプでも大丈夫)可能性が強い、と考える。

 同じ中山20でも、去年のような持続LAPの皐月賞を想定し、要底力・要スタミナで考えるなら直結しにくいレースだと思う。

1着:6-6-6-5、武のコメントを見ても初めからいつもより前での競馬を試す腹積もりだったようだ。
 自分からハミをとっていくようなタイプでなく、終始鞍上に気合のつけられっぱなしで持続ペースへの対応力には疑問が残るものの、前に位置を取りに行ってしっかり上がりをまとめてきた地力は1枚上と認めざるをえない。シマイは余裕なかったが、そりゃあるほうがおかしい(笑)。
 ムーンと比較する声が多そうな気がするが、個人的な評価としては、緩みの入るペースで瞬発力を繰り出すのが基本武器でありながら、レース使ううちに持続ペースにも対応できるようになる、という点が共通(>することになる)という気がする。
 皐月は持続ペースで想定したいので、この馬は買わないつもりだが、一昨年のような後ろから4・5F目に12秒半ばの甘いLAPが入ってラスト3つの瞬発力勝負、みたいなレースになれば来ても全く不思議はない。先々は持続LAPにも対応してきそうで、ちょっと嫌(笑)。

2着:10-10-11-10、なかなか能力を感じさせるいい競馬だったと思う。ただ、上で書いたように、距離と道中については不安視した点が突かれなかったレースで展開の恩恵を一番受けた馬には違いない。・・・必要以上に瞬発力型に厳しいが、勝ち馬のように違う適正を感じさせてくれない限り賛辞は送れません(笑)。
 あと、レースを見ての印象は、マイネサンサン@ミモザ賞。吉田豊に対する評価は、「思い切りのいい騎乗が売りだが、勝つための引き出し(戦法とか)をあまり豊富に持っていない」というところで、中山20用の数少ない勝ちパターンにまともにヒットした馬以上にヤネに展開が向いた気もしないではない。
 3角から外回しで脚を使った割に最後までいい脚持たせて立派なんだが、じゃあ東京で買う、というとちょっとだけためらう。外マクリでしか脚を引き出せない・持たせられない馬(>騎手も)って割といるからなあ。
 青葉賞なら買います、が今の評価。

3着:トライアルとしては十分な内容だし、中山なら末脚を引き出しやすいのも再確認できた。距離は大丈夫に思えてきたが、スタミナ問われる持続ペースでの20はけして自信もって臨める気はしない。
 気になったのはヤネのコメントで、「スタートがいいとかかる」と今回好スタートから中段で競馬を進めたのを悔いている気配がうかがえること。決め手に自信持ってる感じなので、本番は思い切った後ろから、という気がする。
 これも、持続ペース想定なら食指は動かない。

4着:スタートで立ち遅れた時点でアウトだが、結果的にこの日のペースでは後方からになったことで巧く着を拾えた感。決め手の勝負で2・3着に劣り、勝ち馬には地力でも見劣った、というところ。
 中距離までで、スピードを活かして前につけて、最後にちょっといい脚を使って勝つ、というのが必勝パターン。クラシックでの位置づけは「踏み台」役か。
 ところで、この馬といい、バーといい、(2着馬はおく)マンカフェ産駒って全然距離が持ちそうな気がしないのは私だけ? 体型とか走り方でコメントできない人なのでレース振りしか判断根拠はないが、18で先行ちょい差しが似合う気がしてならず、タキオン以上に中距離以上は怪しい気が。
 タキオンは距離の壁、というより瞬発力特化すぎて中距離以上での底力的な後押しが不足、という評価です(>大物であるオーラとダスカは含まず、この2頭が中距離以上で実績挙げないとブルーな感じ)。

5着:このレースで一番苦しい競馬を強いられた馬。ハナを取りに行って果たせずHペース先行を余儀なくされ、勝負どころでは後ろにいたカツハルが上げてきたので行かざるを得ず。の割に抵抗し、(力下だが)そのノワールシチーも抑えて5着入線。
 本番がどうとかは言わないが、中距離戦で普通に相手に拾える馬という評価にしておく。締まったペースでだらしないメリケン野郎、という個人的疑惑は撤回。

7着:中山向きの器用さはないんだねえ。まあ、トニービンの血だからなあ。ただ、今回はこういう流れだったが、マクリ向きの流れならこの馬には合わないとも言い切れない気がする。

 ところで本番ですが、後ろから4つ目・5つ目のLAPにポイントがあると考えます。まだTR残しですが、今のところほんとに逃げたい速い馬は不在。
 先行して脚を残したい馬はその2Fでできるだけ引き付けたくなるところですが、ここを緩めては後ろの瞬発力型の餌食。一番楽したいその2Fで平気で前に張っていける馬がほしいところです。
 ・・・ま、去年のサムソンなんすけどね。(きさらぎ→スプリングS)



雪割草特別・500万(阪神14)

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 本年LAP部分間違っておりました。申し訳ございません。
 間違ったLAPに基づく解釈部分は恥さらしのために青文字・小フォントで残しておきます(笑)。


 もともと前残り傾向強い阪神14なのに、テン3つが35.9と超スロー。最後3つが11.2-11.2-11.9。そりゃ前残りです。
 1・2着馬は共に小倉の12を前傾LAPで逃げ切って勝ち上がってきた馬。3着馬は先行して追いすがるも最後はむしろ突き放され気味、ここは流れも含めて速さ負け、という感じ。
1・2着:当然、開催進んでイーブン・後傾にLAP傾向が変わると危ないと思われる。
3着:この条件だと速さ負け、・・・ってこのペースでもかい。12は完全に危ないし、息の入らない流れだと14・16でも危なそう。中だるみが入る東京14・16あたりが一番無難な条件だが、それだと長い直線で決め手が・・・。
 相手と流れに恵まれなければ、まだまだ取りこぼすかも。


 やや遅めではあるものの、ムチャに遅いわけじゃないな(苦笑)。というよりも阪神14らしいワンペース度合いの高いLAPというべきで、3〜4Fに赤(11秒台後半)が4つ並ぶように一本調子なスピードレースという感じ。
 去年さんざん使った「高速平坦LAP」という表現がふさわしいほど速くはないが、イメージはそれに近くあの頃同様小倉12の前傾LAP戦を逃げて勝ってきたようなスピード型(>1・2着)に分があるレースだと思う。

1・2着:開催が進んで時計がかかるようになる、LAPの後傾化が出てくると危ないと考える。

3着:前に行った2頭を追いかけてきっちり最後に捉える、かと思いきやラストは突き放され気味。速さ負けという感が強い。
 12・14中心に使われてきた馬だが、主戦場が北海道・関東だったせいもありこの馬自身はave3Fが33秒台のレースを一度も経験しておらず、スピード度合い高いレースの信頼性は低かった。
 コスモス賞(>超持続LAP)で懲りて短いところを使っているのかもしれないが、現状あまり短いところは忙しいようで、中だるみの入る東京14やマイルくらいの流れのほうが合うように思う。

2月4週3歳戦回顧

 先週サボっておりますので1週前の分から。
 なお、一応ダービーTRの頃まで続けようかなと思っておりますが、そろそろ平場の500万戦が増えるので特別戦以上に限定しようかと思っております。まあ、買わないレースをあんまり回顧してもさみしいしねえ。
 今月から4・5月あたりは若干更新ペース不定期になりそうです。併せてご容赦を。

 いったんアップしますが、回顧コメントまでは作成できていないレースがあります。後日追記します。

本日の回顧レース

 ・きんせんか賞(2回中山1日・16)
 ・アーリントンC(1回阪神1日・16) コメント未作成
 ・水仙賞(2回中山2日・22) 
 ・すみれS(1回阪神2日・22) 


きんせんか賞・500万(中山16)

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 開幕週を意識したか、この日の中山競馬はLAPが例年より前掛り傾向だった感。それでも下級条件は前がいいように残っていたので正解なんだが(笑)。要所で「差せる馬」がしっかり適正アピールした印象。
 このレースも例年より前掛り・中だるみ少ない。行った3頭1・3・5着に差してきた馬が混ざりこんだレース。枠と馬場の影響が大きく、次走注意

1着:ここではスピード・能力優位。さっとハナを取って押し切る。枠と馬場に恵まれたが、このクラスでは上という感じで内容はいい。
 ただ、相手次第だが次は必要以上に人気するんだろうな。絶対的なスピードや粘りに見所ある馬じゃないので、相手が上がれば頭打ちすると思う。

2着:差しが効く競馬ならこのクラスはいつ卒業してもおかしくないし、上でもヒモ穴として狙える。一方で流れの後押しはいつでもほしい。
 今回は早めに押し上げて競馬できており、このあたりの相手では力は上なんだが・・・。

3着:勝ち馬マークから、交わせず食われる。この馬もいつでもこのクラスは卒業していいはずなんだが、行っても溜めても一押し足りず

4着:下げて内に潜った好騎乗で、次は割り引いたほうがいいと思う。東京替りとかはたぶんマイナス。

15着:参考外のレースだが、次走見直せるか微妙。新馬下ろす時点でできあがってるマイネルって、こういうつまづきからずるずる行く馬多いから。だんだん仕上がり早・レース経験のアドバンテージがなくなるのは事実。

アーリントンC・G3(阪神16)

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水仙賞・500万(中山22)

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スロー。時計としては見所のないレースだが、結果的に勝ち馬が抜けていたようで2着馬が競りかけてハナを奪えず、道中も少し離された後は楽なペースを作られる。向こう上面で詰めにかかったが尻尾が届くところで軽くペースアップされ、後は引き離されるばかり。

1着:まずは完勝。ただ、楽にレースを運ばせてもらったので過剰に人気するとどうか。
 決め手がそうあるほうとも思えないので、先行・早めに動く競馬は必須に思える。

2着:直線で外を廻された感はあるが、このペースでいったん差をひろげて後続にクビ差迫られたのはちょっといただけない気も。

3着:後方で我慢し、イン突き。去年後半から蛯名の中山差しは絶妙。内外自在な感じだ。たまに前を詰まらせるけど。

4着:ちょっとおもしろいと思ったのがこの馬。ズルいのか道中気合つけられっぱなし。外目外目のいかにもロスの多い競馬強いられ、追われどおしだった割に最後までバテず。というか、直線入り口ではこの馬が沈みそうに見え、ゴール番前では一番脚が残ってそうに見えるってのはどういうことだ(笑)。
 関西圏で後方伸びずを繰り返してきたが、今回で新味出たんじゃないか。

5着:いい脚はそれほど長く続かないのかも。ゆりかもめでもそうだったが、コーナー部分から動くとラストの脚は見劣りしてしまった。



すみれS・OP(阪神22)

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 例年に比べると4F目のLAPが12.3と1秒程度速い。そのぶん、当初はキリシマのはなし逃げ態勢になった。その後3つ13秒台で緩めたところでじわじわ後続が迫る形で、追い出しを我慢した分最後は先頭から後方までそれほど差のない状態で上がり勝負。
 後ろに見切られているというか、失礼ながらあまり前半で離して逃げた効果がなかった感じ。緩急つけるよりは引き付けたまま中を締めた方がよかった気も。
 展開としては、キリシマをきっちり目標にした番手と、後方で脚を溜めた馬に有利だったと考える。

1着:未勝利時代とは行きっぷり・反応が別の馬のよう。以前はマクり気味に行き脚をつけて押していくしかなかったが、今回はすんなり好意につけて道中は我慢させるくらい。成長著しい。
 リタイアが残念。

2着:番手で競馬したことに尽きる。惜しむらくは岩田がコメントしてるとおり、4角勝負どころの追い出しでかかりの悪さが出て一瞬前との差を広げ後ろに詰める隙を与えてしまったこと。
 京都外回りで下りの助けを借りる、というのがいかにも合いそうで、京都新聞杯で買ってみたい(笑)。

3着:牡馬相手によく走ったと思う。ただ、流れとしては後方の瞬発力タイプには向いたと思うし、あまりこのペースでは距離面の適正も問われなかった気がする。

5着:まあ、この馬の勝ちきれない弱みがはっきり出た。先に動くわけにもいかず、溜めても最後までそう切れる脚は使えない。中途半端な競馬にならざるを得なかった印象で、前を食えず・後ろに食われる。ここから上のクラスでは、勝負できないんじゃないか

7着:追い比べて牝馬に置いて行かれたことで、今回はかなり評価落とした気がするが、前走で見せた弱みと本質的には変わらない。実は今回自身最速で上がっており、スローの決め手勝負はダメだということを再確認しただけでは?

2007年2月21日 (水)

2月3週3歳戦回顧

 本日の回顧レース

クイーンC (1回東京7日 16)
500万下 (1回東京7日 18)
つばき賞 (2回京都7日 20)



クイーンC G3 (東京16)

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 並。うな丼頼んでるわけじゃないんだが。
 時計は例年並み、特に速い馬がいたわけじゃないので真ん中2つが緩む標準的なLAPだと思う。その分、極端な前傾ペースや上がり勝負になったわけでもなく、割と力関係がそのまま結果に現れたレースではないだろうか。
 LAP面からもう少し突っ込むと、後ろから3つ目が11.4と速く、後ろから2つ目が12.0と遅い。この後ろから3つ目のLAPが動きと直結しているのは、逃げた馬と後ろの馬。勝ち馬は後ろから3つ目の時点ではまだ追い出さず、インでじっくり、「相手は誰だ?」と見極めているかのように追い出しを遅らせ動いていない。そのため、直線に入ってからしばらくはまだ逃げたコスモのリードは3馬身強。
 後ろを待って、「よし相手はカタマチボタンだな」と最後2Fで追い出す余裕が1着にはあり。イクスキューズがボタンに、北村がアンカツに、競ってあれだけ競り落とすとは正直意外だったが(笑)。

1着:さっとインを取りに行ったのが好判断、そのまま番手のインの最高のポジションを取って8割方勝利、最後にじっくり相手を見極めてから追い出しで残り2割を確定した印象。
 東京コースが必ずしも合うとは思わないが、今日はレース運びが完璧で今日のように乗れれば何の問題もない。逆にあまり長く脚を使わされるレースは厳しいだろうが。

2着:勝ち馬に比べるとロスの大きい競馬になってしまったのが最後に響いた。序盤掛り気味で手綱を引かざるをえず、うまく落ち着かせたものの勝ち馬に比べ外・後方から早目に長く脚を使わざるをえなかった
 力差は今回の着差で決定的とは思わないが、この馬も長く脚を使うレースになると上では決め手不足な感じがする。

3着:ゲート・出脚の不安はますます悪化。上がりはしっかり使っているので今回は負けてなお強し、と評価持ち直すような気がするが、個人的にはいまひとつ評価できない。
 JFで示したように、今の牝馬路線で小結クラスの力はあるんだが、それ以上に届く感じがまったくしない。トップクラス相手ではよく追い込んで善戦どまり、格下相手でも前に利あれば取りこぼして2・3着、そんなレースばかりになりそう。もうちょっと前で競馬できないと・・・。

5着:3着馬と同じような感じ。

8着:後ろから3つ目でもう少し溜めればなんとかならなかったか、という気はする。まあ、あそこで待てる馬じゃないかなあ。
 東京14でぜひ買ってみたい。息の入らない中山マイルペースだと絶対持たない、中山12だとテンの速さでシマイを失いそう。中でたるむ東京14専門の匂い

10着:上がりの脚も使えず。今日は見所なし。なんか、どんどん買いにくい、走るかどうかわからない馬になってきたな。


500万下 (東京18)

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 ちなみに、このレースのひとつ前に行われた3歳未勝利のLAPがこれ。
 12.9-11.5-12.4-13.3-13.0-12.6-11.3-11.2-11.8

 クビ差2着に負けた上がり1位の馬の上がり3F33.6。

 ここは逃げた(>というより、テンで行く馬がいないと判断した松岡が大外から思い切って逃げることにした、という感じ)馬が12人気と力量下、かつペースの割に序盤で無理をして行ったレース。中もたっぷり緩んで基本は直線だけの競馬。勝ち馬の瞬発力は認めるものの、すぐ前の未勝利でも上がりだけで速い3Fタイムが出ているように、あまり評価できるレースとは思えない。

1着:これで東京18を2連勝。あ、園部さんの馬か、これ。
 2走ともいい瞬発力をみせて勝っているものの、どっちも中がゆるむ上がり偏重の流れ。しかも、ちょっと評価に疑問を投げかけるのが後ろから4つ目のLAP
 上のとおり、今回が12.9、初戦は13.1。ここが遅いので前との差を詰めるのに無駄に脚を使わずにすんでる感じがする。
 締まったペースでも対応できれば、東京のマイルでは強い感じがするが、コーナーでレースが動いて4Fの脚勝負になりがちな中距離以上ではかなり怪しいタイプに思える。

2着:中山18を逃げて2着した前走とは一転、今回は控えて馬群を割って伸びる味な競馬。
 道中が速すぎなければどんな競馬でもそこそこやれる万年善戦マン(>失礼、レディ)タイプというところか。

 2着が善戦タイプの牝馬、3着が絶好の流れで番手から粘りこんだ馬、ということからもあまりレベルは疑問な感じ。


つばき賞・500万 (京都20)

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 馬場発表はこの時点ではまだ良だが、すでにけっこう渋ってましたね。3頭が競り合って入りの3つは割と速い、が中のほうでけっこう緩みが入れられたので踏ん張りが利いた
 上位3頭は、緩い馬場が合う(または、苦にしない)とレース後口をそろえてコメントにあり。

1着:ダートで連続して安定先行、安定して上がりを使っており、こういう馬場で行ってのメリットを目一杯活かす。
 世話になってなんだが、今回のように馬場や相手関係見ながら「先行利」を狙うべき馬に思う。このあとしばらくは相手が上がるので買えるトコはないんじゃないかなあ(笑)。
 
2着:ここまでの戦歴が示すとおり。いい脚はある、といっても溜めるだけ溜めて切れる、とまでは行かないし、2走前のようにマクって出ると最後は止まる。
 なかなか脚の使い方が難しいタイプで、2・3着が多くなると思う。つか、すでに多い。

3着:かなり強気に前向きに乗ってもらった感。最後はインをついて距離ロス減らししぶとく抵抗。3頭ハナ争いだが出足では一番後ろ、押して4角で先手を奪う強引にも見える騎乗。
 が、これが正解じゃなかろうか。一部の瞬発力タイプ除いて、SWは先行条件が楽になる舞台替りで前へ前へでしぶとく残るのを狙うのがお作法(笑)。

4着:初戦は結構期待できるものだったが、やはりアテにならないタイプなのか。
 初戦は、スローな入りから中盤以降引き締めてロングスパート気味に流す逃げ切り、やや物足りないこの2走はテンがさほど楽のできないペース。ゆるっと入らないと、中で息を入れて溜めのきく馬ではないのかも。・・・だとすると、この先あまり買えるところがない。相手が落ちてのローカル待ちか。

2007年2月15日 (木)

2月2週3歳戦回顧

本日の回顧レース

セントポーリア賞(1回東京5日目 芝20)
寒桜賞(2回京都5日目 芝12)
あすなろ賞(1回小倉7日目 芝20)
きさらぎ賞(2回京都6日目 芝18)
500万下(1回東京6日目 芝16)


セントポーリア賞 (東京20)

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 緩急の効いたLAPにインバイアス全開、そりゃ前が残る。
 雨の後の東京のインバイアスって、単に「内と外の馬場差が少なくコースロス分内が有利」って次元じゃなくて、「あきらかに内のほうがスピードが乗る」。去年、ヴィクトリアマイルの前に北村が言ってたが、コース設計上の問題に加え週中の補修の仕方がそういう傾向に拍車をかけるようだ。
 直線持ち出すまでは外の馬がいかにも伸びてくるふうにみえ、いざ直線追い出すと外の伸び色の悪いことよ。
 内をとおって上がり使った1・3着馬の末脚は過大に評価しないこと、インチキ馬場の後押し臭い。
 ただ、大きいところどうこういうならともかく、500万下・1000万下あたりの話なら上位3頭のように前で立ち回れる馬を素直に評価したほうが馬券上はメリットがありそうである。

 特に各馬コメントはなし。センギョウシュフあたりも、次あたりは拾いにくい。

寒桜賞 (京都12)

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 35.0-35.0の見事なイーブンLAP。3歳戦なのに、なんと元気のないことよ。
 前半3つは過去5年と比較してもっとも遅い。上がり3つはまとまっているものの、正直なところあまり評価したくないように思う。
 はっきり言って、このくらいのレベル・時期のうちは行くだけ行くぶっとばし型のほうがまだ大物の可能性がある。こじんまりとイーブン気味でまとめても距離延長や相手が上がって通用する可能性は低く、ここで見せた適正が活きてくるのは夏の北海道シリーズ以降という感じ。
 過去にこのレースから、あまり大物は出ていないのは当然という印象。

・3着・5着馬:ちょっと上がりがかかり始めた頃の小倉向き、という印象。
 前傾LAPタイプが粘りこみきれなくなった馬場ですかさず差してくるのがこのタイプだと思う。

・1着馬:完全に距離の限界を意識した使い方なんだろうが、イーブンLAP型ばかりの京都12以外のどこで買えばいいんだか。
 小回り・ローカルは開催前半の前傾型・開催後半の後傾型、いずれも苦しいように思うが。

あすなろ賞 (小倉20)

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 昨日までにヒノキになれなかった馬たちがトライアルを前に2勝目をとりにくるレース、だがココ勝ってもヒノキにはなれん。
 過去の勝ち馬にも、はっきりしないイマイチ君が並び、この後も条件ウロウロ級という感じ。
 某若きLAP界の旗手氏が指摘していた4F目は・・・、また緩んだなあ。逃げ切り上等という流れだが、後ろの騎手はこれで差せるつもりだったのか? サンデーでもないのに。
 
・1着馬:キャンプテンスティーヴに芝20を勝たれるか、という第一印象。この馬はしっかり気を抜かずに走る、という感じで前でまた穴、というケースは必ずありそう。

・5着・8着:またこのクラスで人気になりそうだが、18ならマクって完勝も、20になるととたんに距離長くバッタリタイプの感じ。なんでだろうねえ。

・3着:「切れる」というより「しぶとく伸びる」という感じ。牝馬同士ならすぐ勝ちあがりそうだが、京都や阪神より中山18を使ってほしいタイプ。フラワーCとか。

きさらぎ賞 (京都18)

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 すでに別エントリでコメントしたので、総括は省略。

・1着:スローの逃げ切りで評価できない、とは思わない。総合力とか対応力とかで他馬に対する優位性を持っていた、ということで本番でも瞬発力偏重にせずに自分のいい脚をどこでどう使うかで活路はあると思う。
 もっとも、その種の優位性で勝てないのがクラシック、何か突き抜けた武器が欲しい気がするのも確か。

・2着:いや、強かったんじゃないの? この馬に関しては、今回後ろから競馬することに大きな意味があったと思う。勝負どころでズブく反応遅れるのは大きな弱みだし、2着までは帳尻合わせた最後の伸びは大きな武器。まあ、本番は前に位置して粘りこみに最後の一脚を使おうとするんじゃないだろうか。
 で、本番は誰を予定してんの?

・3着:スムーズに前に位置して粘り込む素地は、未勝利戦のLAPに出てたよね。「上がり偏重にならない中だるみ、という流れ想定で前でいい脚を使う」という期待を賭けるなら、クルーズよりこっちだった、とにかくその反省。
 今までのイメージだと、早い時期以外追いかけて買いたいタイプじゃないんだが、先日のエントリの流れからこういう馬にちょっと注意、という気がしてきた。大きいところがどう、という意味では無論ない。条件戦や、G3級のヒモ、という感じ。

・4着:武が真っ当な乗り方してくれたので現時点での強さや課題ははっきりしたんじゃないの? 手前の問題や完成度不足を理由にできる要素は多い。一方で、溜めて爆発的に切れるとか距離が持つというのは、どうもないように思う
 どうせまだまだ人気だろうし、当分ほっとく(笑)。

・5着:まともに本田さん式の強気の競馬では、真っ先に止まりました(笑)。これも、まだ力不足。

500万下 (東京16)

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 土曜日1日競馬しててさあ、どうしてこう緩み放題の逃げをさせるかなあ。 土曜なんかはまだしかたない分もあるが、このレースや10Rは酷いぞ。
 戦ってきた相手、使ってきたレースが違う、という感じでまっとうにアロマンシェスが勝ち上がり、というだけ。

・3着・16着:このタキオン2騎が1・3人気というのは「瞬発力マンセー」で思考が硬直化してるうえに、肝心の瞬発力見る目も曇ってるとしか思えん(>毒)。
 3着馬でちゃんと前に行ってるノリさんはまともだ。

・4着:・・・で、この馬を次走、「東京では切れる脚が使える」とか言って人気にしたら救いようがないなあ。
 道中で抜けば長く脚を使えるタイプだが、そういうレースは前が止まらない。前が止まるペースなら、脚がたまらない。帯襷タイプじゃないかなあ。


 カテゴリ違いだが、現時点で週末暫定予想。

・クイーンC
◎:カタマチボタン
○:イクスキューズ

  ペなんとかが出ないのが残念。みんな1戦1勝馬大好きなのに。

・京都記念
◎:トウショウナイト
○:トリリオンカット

・フェブラリーS
 フィールドルージュはどっかに買いたい。
 シーキング2頭の2・3着付けは誰もが言いそうなので逆らいたい。

2007年2月13日 (火)

ちょっとだけ続き

 先日のエントリについては答えはないのでなまぬる〜く見守って行きたい、というかいらんことに気づいてしまったので意識して馬券に取り込んでしまうであろう(笑)。

 おそらく痛い目に合うんだろうな、という気が既にしてますが、何かテーマを持って馬券を買っていくというのはただ漫然と強そうな馬を買うよりはるかに意義があるのではないかと。


 ところで、気になりついでに、今年に入ってからの1勝級以上の、芝18以上レースを全部拾って去年と比較してみました。

06年
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07年
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 やっぱり、傾向が違うな。
 勝ち馬の上がり3Fを、上がり3F順位1位−2位−3位−それ以下として並べてみると、

06年
 7−3−1−1

07年
 4−2−2−4

 瞬発力に対する依存度合いがずいぶん薄れてる
 また、逃げ切り勝ちをみても去年が1つしかなかったのに対し、今年は4つ。

 で、表をよく見た方は気づいたかと思うんですが、06年のうち、サンデーの勝鞍が4つあってその内訳は、
 3−1−0−0 (逃げ切り1)

 ま、数字はもちろんたまたまなんだが、去年の数字からサンデー抜くと今年の数字に重なるぞ(笑)。

 今年に入ってからの1ヶ月半だけなので、一流馬がお休み中であることを考慮する必要があるが、実は去年もこの時期にAムーン・ドリパス・リシャ・サムソンが既に始動していたし、今年もホウオー・ナムラ・アップルあたりがすでに出走済。
 それなりに大駒は出てきている。

 サンデーが抜けた分がどこに行ったか、のような気がする。

 タキオンだったり、スペだったり、サンデーに継ぐ瞬発力を持つ馬にスライドしたわけじゃなく、違う質の競馬を得意とする馬にサンデーの勝鞍が廻っているように思う

 サンデーという瞬発力の王様が抜けた。当然、瞬発力を基準にした尺度からは競走馬レベルが落ちているといえるかもしれない。
 だけど、競馬の強さの尺度は瞬発力だけじゃない。特に若駒戦は中だるみ寄りの競馬が多いので瞬発力王が爆発力に任せて席捲したきたというのがこの10何年かの歴史なんだろうが、サンデーが抜けて「違う競馬」が少しずつ混じってきているような気がする。
 それに対応している騎手もいるように思う。

 去年3勝の武が0勝で、松岡・岩田あたりが2勝というのは何か象徴的な気がするんだけど。

 これまでどおり瞬発力をなによりの基準尺度に置いた評価が世間的に大勢を占めるなら、瞬発力寄りの適正での強さを最重要と評価する見方が続くなら、おいしい馬券にありつけるかもしれない。なんかそんな希望が見えてきたな(笑)。

 サンデー大不作(>古馬になってススズとステイが出たくらい)の97年クラシック世代を思い出す。
 強かったかどうかは多少おくとして(>ごめん)、あの年の二冠馬ってどういう馬だったっけ? どういう評価だったっけ?

2007年2月12日 (月)

号外版・きさらぎ賞の感想

 まず、お詫びを。
 重い、ですよね? ここ数日このブログ。

 本人がストレス感じるくらいなんで申し訳ございません。土日の更新回数多い人なんですが、エントリ消えたりダブったり、ちょっとこの土日は異常にパフォーマンス悪いです。 障害というより、ゲートウェイか入り口のサーバが純粋にスペック不足で要求捌ききれてない感じがしますね。
 そろそろお引越しを真面目に考えないといけないかもしれません。・・・過去分のエントリの移殖とか、どう考えても不可能だよね・・・。できれば引越ししたくないんだけどなあ。



 それはさておき、きさらぎ賞の感想。

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 重馬場だった03年を除けば、テン3つの36.4というのはほぼ最遅クラスだし、中3つの37.4は文句なく一番遅い。それでいて上がり3つ35.0は2番目に速いけれど、このスローならもっと切れていいはず。
 走破時計の108.8は近年でもっとも遅い。
 要は、スローの前残りでレベルの低いレースである。
 無敗とはいえホウオーも勝ちっぷりは毎度やっとという感じで強さを感じず、今年の3歳世代はかなりレベルが低そうだ。


 ・・・なんて、言いませんよ、私は(笑)。

 このレースの走破時計だけみてもあまり意味はない。だいたい共同通信杯とこのレースなんて、コテコテの中だるみのお約束のテストレースだろう。
 時計を言うなら、重で109.6の03年がネオユニヴァース、良でも109.1の99年がナリタトップロード、111.3の98年がスペシャルウィークだかんね。

 例によって「逃げたい」馬不在のこのレース。ピンチヒッター幸四郎が好騎乗。「逃げるのは俺だよ!」とアピールだけして、誰もが別に行きたくはないところに付け込んで3F目でいきなりペースダウンの12.3。もうひとつ4F目を12.9と落とした後は12.4−12.1と少しペースを上げ、後ろから3つ目・2つ目を11.3−11.4と速いLAPを2つ並べて最後は12.3と押し切った。
 他の年がきれいに傾向が出ているだけに、3つ目の遅さと後ろから3つ目の速さが目を引く。瞬発力勝負では分が悪い馬の速い脚をうまいところで使って、持続力で瞬発力型に優る馬の良さを活かした好騎乗。

 ・・・あれ、つい最近同じようなLAPをどこかで見たぞ。
 これ↓

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 京成杯・サンツェッペリンである。
 一目瞭然、というと携帯派の人にはさっぱりだと思うので一応コメントしましょう。3つ目に13.4とこのレース中でも最遅のLAPに落とし、上がりに速い時計が出ることが少ないこのレースで後ろから3つ目・4つ目に11.4という速い時計を2つ並べて最後は12.2で粘りこみ。
 1F距離が違うが、瓜ふたつ、といっていいよね?

 共に、ハナを主張した後は早めにペースダウン。ラスト3・2Fでそのレースで一番速い脚を使ってきっちり粘り込む形の逃げ切り。

 もうご存知でしょうが、この2頭には共通点があります。
 そう、百日草特別の1・2着馬ですね。

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 ヒマな人はこちらのエントリをご参考に。コスモス賞と共にLAP好きな人の間では「高評価できるレース」として呼び声も高いレースである。・・・いや、世間的にどうか知らんけど、とりあえず去年の年末にたまたま園田で一緒になった3人はそうみたいよ。それぞれ書いてることみると。

 評価できるその百日草特別の1・2着が今年に入ってそれぞれ重賞ウィナーとなったのもさることながら、その2頭が同じような競馬で勝ったことは、たぶん偶然じゃない
 伏線として、共に京都18と並んで日本の誇る瞬発力コースの双璧のもう一方(>どっちが疾風でどっちが金銀妖瞳かは知らん)である阪神20(エリカ賞・ラジNIKKEI)で瞬発力負けして弱みを露呈した後、というのもたぶん偶然じゃない。

 先にあげたコスモス賞・百日草特別の2つのハイレベルレースだが、評価できる内容は異なる。

 コスモス賞は、12秒ペースがみっしり並ぶ厳しい流れで持続力や底力適正が問われたレース

 百日草特別は、高いレベルで真ん中3つにちょい緩みを挟んで上がりに3つ速いLAPの並ぶバランスのいい、総合力や対応力が問われたレース
 
 この百日草特別で好走した2頭が、瞬発力特化型に勝てない弱みを見せた後、自ら逃げて、それも上で書いたような自分のいい脚の使いどころを工夫した逃げで重賞勝ちというのはきわめて納得のいく結果のような気がする。

 3歳春の時点で、完成度の低い馬、レース経験の少ない馬たちに対して、経験とそこで見せた総合力・対応力が優位性を獲得した、というのがひとつ大きな理由。
 何度も書いてきたが、マイル以上の中距離路線でハナを主張する速い馬が例年に比べて乏しい、というのも間違いなく後押ししてる。そのレースにたいした逃げ馬がいないというのももちろんだが、他のライバルたちが「たいした馬の逃げの流れ」をほとんど経験していないのもありがたい。

 さて、今年の3歳世代は、ほんとにレベルが低いんかね?

 ホウオーについての現時点の見解は先日の回顧で書きました。
 今回のアサクサ、先日のサンツェについては、「クラシックの主役」とは、言い切る自信はありません。
 今日2着のナムラあたり含め、今年がそうレベルが低いとは思わないけどなあ。

 というか、これ、サンデー産駒のいない時代の特徴が現れ始めてるんじゃないか?
 スロー・中だるみの上がり勝負の時代が終わろうとしてるひとつの予兆じゃないのか?

 「今年は強い馬がいない、レベルが低い

 もしかして、その評価基準がサンデー時代の強い馬基準に染まり切ったものになってやしないか?
 いや、これ、自分に問いかけてるんですけどね。

 たとえば、例に挙げた百日草の1・2着馬は、逃げなくても競馬ができる馬なんで本番はいくらでも違う競馬ができる。
 ホウオーにしてもナムラにしても、サンデーのような爆発的な瞬発力はないけど、違う競馬での強さを持っている。

 はっきり言って、騎手の意識はサンデーがいなくなってもまだまだ「瞬発力引き出し優先」志向にある気はする。爺譲りの「新馬教育主義」浸透もあって特に若駒に対してはその傾向が強いと思う。

 タキオンがサンデー基準の強い馬を引き継ぐかもしれない。なんとなく、去年のようにここからは瞬発力だけで帳尻併せ切れなくなってクラシックの白熱とともにフェイドアウトするような気が、個人的にはしてるが。
 仮にそうなったとして、「やっぱり所詮、タキオン」とかじゃなくてそれは、「2・3歳戦初期で強みを発揮する瞬発力、それ以降はレースで求められる適正がシフトしていくようになった」ということじゃないかと思うんだけどね。

(追記)
 若干、このへん舌足らずに思えたので追記します。
 「瞬発力特化型」という点に限定してみれば、サンデーの時代より確実にレベルは落ちてるんじゃないか、と思います。特に、タキオン・スペに見られる、「締まったレースでも速い上がりは使うんだけど、レースが終わったところに突っ込んで掲示板」みたいなパターンを見るにつけ。
 ある程度流れに左右されない幅とか、流れを無理矢理覆すまでの爆発力とか、この瞬発力タイプの質は落ちてる気がする。これはサンデーが半減した去年にもすでに現れ始めてる気がする。
 じゃあ、これは完全な競走馬レベルの低下か?、というと、少し違うような気がしています。
 サンデー全盛の、瞬発力型のための流れ・展開で強い瞬発力型に有無をいわさず淘汰されてきた感のある「違うタイプの強い馬」がのしてくる時代に替わりつつあるんじゃないか?
 そんな感じです。
(追記終わり)


 ・・・いかん、風呂敷広すぎて収拾しきれなくなってきたので、本日はこのへんで。
 どうせすぐ回答を用意できるようなものじゃないし、仮説を立てたところでその証明は今後の時間を待つしかないし。

 サンデー基準が染み付いた競馬マナコを、ちょっと意識して変えていく必要があるなあ、そんなことを考えた。

 少なくとも、川田や松岡や、今日に限っては幸四郎や、思い切った乗り方ができる騎手を端緒に、勝つ馬・勝ち方が変わって来てるんじゃないかという気がする。